急かされて購入申込書を書いてしまいました。購入申込書を書いたらキャンセルはできないですか?

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2022年04月06日

急かされて購入申込書を書いてしまいました。購入申込書を書いたらキャンセルはできないですか?

クエスチョン

Q.早くしないと物件がなくなっちゃうので購入申込書を書きましょう!と急かされて購入申込書を書いてしまいました。購入申込書を書いたらキャンセルはできないですか?


早くしないとなくなっちゃうよ!

事実ではありますが、焦らせるような言い方は不安になりますね、、、


物件を購入する際、まずは売主に購入の意思表示をする為に購入申込書を提示します。

この購入申込書の内容を基に売主様と交渉を行ないます。
お話がまとまった場合に契約と進みます。


では購入申込書を提出した後に気が変わったら、他に良い物件を見つけた場合、申し込みをキャンセルできるのか?
心配な部分ですね。

ここでは購入申込書についてご説明します!

そもそも購入申込書ってなに?


購入申込書は売主に対し、購入の意思表示を行なう為の書面になります。

フォーマットは各不動産会社によって異なりますが、概ね下記のような内容を記載します。

 

購入申込書の記載内容

■対象不動産の内容:購入希望不動産の内容を記載します。
 

購入希望価格:売出金額を基に買主様のご希望額を記載します。
※価格交渉はこの書面をもって行ないます。
 

融資利用の有無:融資利用の有無と利用金額を記載します。
 

手付金:売買契約時にお支払する手付金額を記載します。通常売買代金の5%~10%程度になります。
 

内金:手付金の金額や引渡し期間によって設定される場合があります。
 

残代金:決済時にお支払いする金額になります。<売買価格 -(手付金+内金)
 

契約希望日:買主様の契約希望日を記載します。
※通常は購入申込み後1週間以内に設定されることが多いです。
 

決済日:残代金支払い可能期日が記載します。金融機関や役所を利用する為、通常は平日に設定します。
 

引渡日:通常は決済日と同日になりますが、売主様のお買い換え等の理由で別日に設定される場合もあります。
 

その他の条件:融資特約など売買契約に際して別途で希望される条件があれば記載します。

購入申込書を基に売主側と交渉


価格交渉などは購入申込書の書面を基に行ないます。

手付金の金額なども同様です。

少しでも高く売却したい売主。
少しでも安く購入したい買主。

お互いそれぞれも思惑があります。


交渉事なので、何かを求めるには何かを諦めることも大事になってきます。

大きな価格交渉がある場合、契約希望日を1週間後にするよりも当日もしくは翌日など、早めに設定し早く決めたいと言う売主側に配慮なども必要になるケースもあります。

引渡日なども同様ですね!
売主が一般の方で住み替えの場合、次のお住まい先を探す時間も必要になるケースがあります。

引渡日に余裕を持つ代わりに金額を安くしてもらうなど交渉を行ないます。

交渉が決裂したらどうなるの?


価格交渉や手付金の金額などの交渉を行ない、売主側と交渉が決裂してしまった場合、その物件は購入できません。


ただ、交渉は一度ではなく、売主側の条件も提示されるケースが殆んどです。
例えば200万円の価格交渉はできないけど150万円なら安くします!と言った形です。

その条件で納得できれば契約に進むことができます。

購入申込書を提出後のキャンセルはできるの?


本題になりますね!


購入申込書を提出後のキャンセルは可能なのでご安心下さい。

 
民法上は諾成契約主義を採用していますので、口約束でも契約は成立してしまいますが、不動産の売買契約に関しては宅地建物取引業法によって、書面で契約を締結することが必須となっています。

 
契約書に署名・捺印をする前であれば、なんのペナルティもなくキャンセルすることができます。

キャンセルができても気軽に書いてはダメ!

購入申込書の提出後にキャンセルが可能だからと言って、気軽に申込書を書かないようにご注意下さい。

しっかりと検討をしてご判断されることをオススメします。


「早く決めなければなくなってしまう!」
この言葉は間違いなく本当です。
特に不動産は同じものが存在しませんからね。。。

 
早く判断されることはとても重要です。

 
ご自身の中で判断基準を明確にし、不動産探しを行なっていただければご判断も早くできます。

条件整理をしっかりと行なうようにしましょう!


ちなみに購入申込書の提出した後にキャンセルした場合、ペナルティ自体はありませんが、その後の不動産探しでマイナスになる可能性があります。

 
例えば、申し込みをした物件が新築の場合、不動産業者が売主になります。
一度キャンセルした後、気に入った物件がまた同じ売主の物件だった場合に価格交渉を嫌がれたりするケースも考えられます。

 
中古の物件であっても、売主側には不動産仲介会社が入っています。
新築の事例と同様に仲介会社が同じだった場合、信用されず敬遠される可能性もあるので、注意が必要です。



購入申込書を提出する前に、不安点をクリアにできるように不動産会社としっかりとお話をされることをオススメします。

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