2020年12月28日
横浜市がIR(統合型リゾート)事業説明会を令和3年2月6日~3月14日の計6回に分けて開催!
横浜市が6回に分けてIR(統合型リゾート)事業説明会を開催する様です。説明会はコロナウイルス感染拡大防止の観点からオンライン形式が中心で、事務局による説明と質疑が行われます。各回抽選60人が事前申込によりオンラインで参加ができます。サテライト開場への参加者も質疑応答が可能なので、自宅にネット環境がない方はこちらでの参加になると思われます。 説明会の開催内容に参加方法、開催日程や参加申し込み方法等の詳細についてが横浜市ホームページをご確認下さい。
IR(統合型リゾート)事業は反対派も!
IR(統合型リゾート)事業に関しては様々な意見もあるので、事業を進めるのであれば丁寧な説明は必要になりますね。
推進派の方も反対派の方も感情的な堂々巡りな議論ではなく、問題点をしっかりと議論していただきたいですね。
IR(統合型リゾート)事業の懸念点
横浜市民が愛する情報サイトの「はまれぽ」さんが111人を対象に行った街頭調査によると賛成が3割、反対が7割だった様です!詳細は「はまれぽ」さんの横浜市のカジノを含むIR誘致について賛成or反対? 街頭アンケートで111人に聞いてみた!をご参照下さい。
様々な反対理由がありましたが、やはり「ギャンブル依存症」「治安の悪化」「マネーロンダリングへの懸念」は挙がっていましたね。この辺りは横浜に限らずに必ず言われている懸念点だと思います。
ギャンブル依存症
日本は既にギャンブル依存症が多い様ですね。
カジノもないのに。。。
街中いたるところにあるパチンコやパチスロの影響が大きい様です。
今まではギャンブル依存症に対して積極的に対策を取っていなかったので、IR(統合型リゾート)誘致を期に問題点として挙がってきたのは良かったですね。
カジノ自体は入場制限が厳しくなりそうなので、パチンコやパチスロに比べると始めるのに敷居は高くなりそうです。
その他にも入場料の徴収や回数制限、現金のみでの利用など対策案が挙がっている様です。
また、ギャンブル依存症の治療に保険適用も検討されています。
ギャンブル依存症に対する保険適用は「自分の努力で回復するべきもので、保険適用する事で依存症患者が増えるなど逆の方向へ向かう可能性」も指摘されています。
ただ、IR(統合型リゾート)誘致の反対派の方もギャンブル依存症を懸念している訳ですし、誘致したい側もギャンブル依存症対策を考えている訳なので、今現在でギャンブル依存症になってしまっている方に対しても積極的な対応を考えてほしいです。
今まで街中で手軽にギャンブルに触れられた環境を改善してギャンブルに触れる機会をコントロールするのも対策の1つだとは思います。
そもそも国でIR(統合型リゾート)誘致を行わなくともネットで手軽にカジノが楽しめる時代です。
その点も含めた包括的な議論が必要だと感じています。
治安の悪化
治安の悪化は懸念事項として必ず挙がってきますね。
シンガポールではカジノを核としたIR(統合型リゾート)が2010年に稼働し始めましたが、2013年には過去30年間において犯罪率が過去最低を記録するなど、カジノと犯罪率の関係はしっかりとした相関性は認められていない様です。
しかしながらIR(統合型リゾート)誘致を進めるのであらば、相関性がないから対策は必要がない!ではなく、しっかりとした対策を行う必要はあると考えています。
ただでさえ、横浜は様々な国の方が住んでおり、文化が異なる事での意志のすれ違いやマナーへの見解の相違などもみられています。
国籍に関わらず伊勢佐木モールは自転車を乗ったままだったり、ゴミをその辺にすてていたり。。。
決して秩序ある状態ではないと思います。
カジノにおける治安の悪化も勿論対策が必要ですが、こういった面もしっかりと議論をし対策を講じてほしいですね!
個人的にはIR(統合型リゾート)誘致を期にこういった面も議題に挙がり改善していければ嬉しいです。
マネーロンダリングへの懸念
マネーロンダリングへの対応策もしっかりと議論をすべき問題ですね。
反社会的勢力の排除や秩序維持の為、特定の者の入場規制など。。。
日本だけではなく、海外の当局との連携も必要になってくると思います。
また、一定の金額の取引に関しての取引記録や本人確認なども重要になりそうです。
当然ながらカジノ運営側の内部管理の問題もあります。
懸念点をどの様に対策をしていくのか、しっかりと議論をされることを期待しています。
個人的に思うこと
「ギャンブル依存症」「治安の悪化」「マネーロンダリングへの懸念」などはどこの国もカジノ開業の際に議題に挙がる問題点なので、しっかりと議論されると思います。
今は様々なテクノロジーも発達しているので、今まで以上に効率的な解決策も出てくると期待はしています。
この問題点はIR(統合型リゾート)誘致だけの問題ではないので、この機会に様々な対応策が講じられれば嬉しいです。
それよりも問題点は中国企業「500ドットコム」の賄賂問題ですね。
これにより海外企業に便宜を図る可能性がほんの少しでも考えられる様になってしまいました。
そもそもIR(統合型リゾート)誘致が成功したとします。
経済効果も試算近く上がったとしても海外企業が利益を上げる様な構造になってしまっては本末転倒です。
カジノ運営のノウハウに関しては海外企業の力を借りるしかないかと思いますが、この辺りの構造設計に関しては海外企業中心ではなく、日本側でしっかりと考えて欲しいと思っています。
横浜がより魅力的な都市として輝ける様に、推進派の方も反対派の方も感情的な堂々巡りな議論ではなく問題点をしっかりと議論する事が、IR(統合型リゾート)誘致だけではなく今現在、横浜が内包する問題の解決にも役に立つかと思います。
これからの動向は要チェックですね!!!
IR(統合型リゾート)を誘致しようとしまいと「横浜」が大好きです!
より魅力的な街になる様に私も出来ることを!と思う「はうすブレインの中の人」でした。