2022年04月10日
マンションの管理形態には色々ありますが、どういった違いがあるの?
Q.マンションの管理形態には色々ありますが、どういった違いがあるの?
マンションは集合住宅なので、戸建てとは異なり「共有部分」が存在します。
そういった「共有部分」など建物全体を管理していく上で、管理会社への委託方法と管理人の勤務形態を表しています。
委託方法の種類
管理会社への委託方法には「全部委託」と「一部委託」の2種類、その他、管理会社に委託をせずに管理組合員で管理を行なう「自主管理」があります。
全部委託
管理業務の全般を管理会社に委託をする形態です。
多岐に渡る管理業務をプロに委託することで、マンション全体の管理状況の質の向上に繋がります。
その分、管理費は高額になってしまう側面があります。
一部委託
管理業務の一部を管理会社に委託する形態です。
清掃部分を管理会社、会計業務を管理組合など管理組合でできる範囲は住人でカバーする形になります。
労力がかかる分、全部委託に比べて管理費を抑えることができます。
自主管理
管理組合で様々な管理を行なっています。
清掃業者の手配やメンテナンス関係の手配、契約なども管理組合で行ないます。
管理組合の負担が大きくはなりますが、管理費は安く抑えることができます。
管理人の勤務形態の種類
管理人の勤務形態については、主に4種類あります。
それぞれの勤務形態についてご説明します。
常駐管理
マンション内に住み込みの管理人がいる形態です。
勤務時間は決まっていますが、緊急の夜間トラブルにも応じてもらえたりと質の高いサービスを享受できます。
高級マンションなどでは管理人だけではなく、コンシェルジュも用意されていて細分化されたサービスを受けられますが、その分、管理費は高額になってしまいます。
日勤管理(通勤管理)
管理会社から派遣された管理人が決められた勤務時間に通勤し管理を行なう形態です。
常駐管理に比べると管理費が安く抑えられ、多くのマンションで採用されている管理形態になります。
巡回管理
週2日~4日程度の割合で曜日や時間を決め、定期的に管理人が巡回を行なう管理形態です。
巡回管理の場合、勤務時間が終日や数時間など契約内容により異なります。
日勤管理に比べ管理費は安く抑えられます。
無人管理
管理人を置かない管理形態になります。
清掃員などを雇入れ共用部の清掃にあたらせるなどしています。
管理人がいる形態に比べて、対応が遅くなってしまう側面があります。
その分、管理費を抑えることができます。
管理体制は大事!
快適にお過ごしいただく為にも管理体制の良し悪しは重要です。
綺麗な状態で気持ちよく毎日を過ごしたいですしね♪
郵便受けやゴミ置場などの共用部の状態などを確認することで、全体の管理状況も見えてきたりします。
管理の行き届いたマンションは資産価値が下がりづらい面もあります。
将来的に売却を行なうケースも考えられますので、管理体制は資産性の面でも重要な要素です。
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