2022年02月24日
購入可能な物件価格はどうやって計算すればいいの?
Q.購入可能な物件価格はどうやって計算すればいいの?
住宅を購入される際に住宅ローンをご利用される方がほとんどだと思います。
そうなってくると、住宅ローンでいくらぐらい組めるのか?気になるところですね。
そこで、ここでは住宅ローンの借入可能額の計算方法についてご紹介します!
住宅ローン借入可能額の計算方法について!
借入可能額を計算する際に重要な要素があります。
【計算するにあたり重要な要素】
■年収
■借入年数
■審査金利
■返済比率
この4点の内、年収と借入年数については多くのご説明は必要がないと思いますので、審査金利と返済比率についてご説明をします。
審査金利
審査金利とは各金融機関において、貸出審査を行う際に計算で用いる金利になります。
金融機関によって異なりますが、大まかなご説明をすると変動金利で借入の場合で3%~4%程度、フラット35などの全期間固定金利の場合は、貸出金利が適用されます。
返済比率
返済比率は年収に対して返済に充てる割合を表したもので、各金融機関によって定めている比率が異なりますが、大まかには下記の様になります。
年収400万円未満・・・35%
年収400万円以上・・・40%
上記から計算しますと年収300万円の方の場合、300万円×35%=105万円。
年間105万円までであれば返済が出来ると言う見方になります。
住宅ローンの借入可能額の計算式
借入可能額=(年収×返済比率÷12)÷「100万円を審査金利で借りた場合の毎月の返済額」×100万円
教育ローンやマイカーローンなど、その他のお借入がある場合は、下記の様になります。
借入可能額=(年収×返済比率÷12−他の借入の返済額)÷「100万円を審査金利で借りた場合の毎月の返済額」×100万円
100万円を審査金利で借りた場合の毎月の返済額の早見表
返済期間 |
審査金利3%で100万円を
借りた場合の返済額 |
35年 |
3,848円 |
34年 |
3,912円 |
33年 |
3,981円 |
32年 |
4,054円 |
31年 |
4,132円 |
30年 |
4,216円 |
29年 |
4,305円 |
28年 |
4,402円 |
27年 |
4,507円 |
26年 |
4,619円 |
25年 |
4,742円 |
24年 |
4,875円 |
23年 |
5,020円 |
22年 |
5,178円 |
21年 |
5,353円 |
20年 |
5,545円 |
実際に計算してみよう!
審査金利は審査をする金融機関にもよりますので、ここでは審査金利を3%で計算していきましょう!
【例題1】
年収:380万円
借入年数:35年
借入金利:変動金利
上記の内容のお客様で計算してみます。
まず、年収が400万円以下なので、返済比率は35%になりますね!
そして、借入年数が35年を希望しているので、「100万円を審査金利で借りた場合の毎月の返済額」は3,848円になります。
この数字を計算式に入れてみると下記の様になります。
380万円×35%÷12÷3,848円×100万円
=2,351万円
【例題2】
年収:450万円
借入年数:30年
借入金利:変動金利
450万円×40%÷12÷4,216円×100万円
=3,557万円
【例題3】
年収:500万円
借入年数:35年
借入金利:変動金利
マイカーローン支払月額:3万円
500万円×40%÷12-3万円÷3,848円×100万円
=3,551万円
計算できましたか?
ただ、実際にはお勤め先や勤続年数などで異なる場合があります。
あくまでも参考値である点は予めご承知おき下さい。
まずは資金計画!
ご住宅探しを行う上で、資金計画はとても重要です。
毎月のお支払いは生活に直結する内容ですしね!
資金計画を行わずに、借入可能額以上の物件を見て気に入ってしまった場合、住宅ローンが届かずに購入できず虚しい思いをされる方もいらっしゃいます。
ただ、借入可能額を理解するだけでは不十分です。
MAXで借入れてしまい、毎月の生活が苦しくなってしまっては元も子もありません。
借入可能額と毎月の支払可能額との兼ね合いを見てしっかりと資金計画を行う事をオススメします。
まずは資金計画だけでも!と言うお客様もお気軽に「はうすブレイン」にお問い合わせ下さい。
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