2022年03月05日
壁芯面積と内法面積ってどういった意味でなにが違うの?
Q.壁芯面積と内法面積ってどういった意味でなにが違うの?
マンションを探していると○○㎡(壁芯)とありますね!
これはどう言った意味なのかご説明します。
壁芯面積ってなに?
「壁芯面積」とは、壁や柱の厚みの中心線で測られた建物の面積のことで、建築基準法では床面積は壁芯面積のことを指します。
その為、広告やパンフレットなどに記載されている建物面積や専有面積は、壁芯面積で表示されています。
構造設計では柱や壁の中心または中心線で計算を行います。
建物を建てる際には、監督官庁に対して「確認申請」という届け出が必要になりますが、この際にも壁芯面積で床面積を計算しています。
内法面積ってなに?
壁の内側の寸法で測られた面積を「内法面積」といいます。
マンションなどの区分所有建物の登記面積の算出方法は、不動産登記法により内法面積で計算されます。
その為、パンフレットなどの専有面積より実際の登記面積は若干狭くなるので注意が必要となります。
税制の優遇措置を受けるときの面積要件はどちらの面積?
住宅ローン控除や不動産取得税・登録免許税の軽減措置を受ける際の要件にある床面積は、壁芯面積ではなく内法面積となります。
内法面積は壁芯面積よりも若干狭くなるので、パンフレット上で要件をクリアしていても税制優遇の対象とならないケースがあります。
ご購入をご検討の際は、事前に内法面積もご確認されるようにご注意下さい。
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