年収360万円の3人家族ですが持ち家と賃貸、どちらが良いですか?

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2022年03月26日

年収360万円の3人家族ですが持ち家と賃貸、どちらが良いですか?

クエスチョン

Q.年収360万円の3人家族ですが持ち家と賃貸、どちらが良いですか?


どちらが「良い」ってこともない話ですが、、、

「持ち家VS賃貸」はよくご質問いただく話題ですね。
これって前提条件によって大きく変わってくる話なので難しいですよね。


弊社ブログ「はうすブレインの中の人」でも「賃貸か購入どっちが良い?について考えてみた!!!」と「家賃を払うのか、住宅ローンを払うのか。」でも取り上げていますが、本日は年収360万円の3人家族の場合と言う前提条件がありますので、この点を考慮してご説明します。

 
前提条件があると答えやすいので嬉しいですね♪

収入から持ち家か賃貸かを考える!


持ち家か賃貸かを選ぶ際に年収は重要な要素の一つですね。


 
例えば収入に余裕のある方などの場合では、賃貸でも良いケースが多くあると思います。

お仕事やバカンスなどで中・長期的に留守にする事も多いでしょうし、セキュリティの兼ね合いでお引越しのしやすい方を選ぶのも納得です。 


収入に余裕があれば、収益不動産を購入してその収益で賃貸に住むこともできます。
もちろん、資産として不動産を残すことも可能です。

このようにある程度の余裕がある方は、ライフスタイルやご自身の考え方などに合わせて多くの選択肢を持つことができます。 



 
 
今回のご質問のように年収が360万円の場合ではどうでしょうか?
 
賃貸の審査的には家賃10万円前後が借りられる範囲と言う考え方になります。


単身者であれば月10万円以下でホテル暮らしも可能ですが、今回のように3人家族と言うことであれば、ご予算的に厳しくなってきます。

なので、今回の場合はホテル暮らしを除いた形になりますね!


賃貸の場合ですと3人家族がお住まいになれる間取りも横浜市西区、中区でも十分にお探しいただけます。

 
購入の場合ですといくらの予算になるのか?
下記の条件で算出しました。

毎月返済額:10万円
借入金利:0.575%
借入年数:35年
借入可能額:3,800万円

購入の場合で3,800万円以内であれば毎月の住宅ローンの返済が10万円以下に抑えられます。

マンションの場合、管理費・修繕積立金が毎月3万円と仮定すると月7万円程度のお支払いにする必要があります。

なので、マンションで検討をするなら2,600万円以下でお探しいただく形になります。

月10万円を目安にどれだけ希望条件に合った物件を選べるかも判断材料になると思います。 

メリットとデメリットから持ち家か賃貸かを考える!


ご予算的に希望条件に合う物件があると仮定した場合、持ち家と賃貸のメリット・デメリットの理解も大切です。


それでは、どのようなメリット・デメリットがあるのか、よく挙げられているものを紹介します。

持ち家のメリット

●住宅ローン完済後は支払いが不要
●資産になる
●保険の側面もある 
住宅ローンの完済後は、支払いがなくなります。
固定資産税・都市計画税など税金の支払いはありますが、、、

それでも家賃がかからないのは大きなポイントです。

 
完済後に売却し現金化できる点も魅力的です!
バブル期は土地神話があり土地は上昇し続けるもの!と夢をみたものの、バブル崩壊後に痛い目をあったせいか、今は逆に土地に対しての資産性を軽視している風潮もあります。

当然ながら景気の動向に左右される側面もありますが、売却し現金化できると言うのは大きなメリットに挙げられます。


また、住宅ローンには保険の側面もあります。
団体信用生命保険に加入することで、債務者に万が一のことがあった場合に住宅ローンが完済されます。

最近ではガンと診断されるだけでも完済される保険商品もあります。

 
家賃を払いながら生命保険と入院保険の支払い。
大変ですよね、、、

住宅ローンを払い続けることで保険も兼ね備える。
これも持ち家の大きなメリットだと言えます。

持ち家のデメリット

●簡単に引越しができない
●経済状況の変化で返済が難しくなる可能性
●売却益で完済できない可能性
持ち家の場合、引越しには売却も絡んでくる為、ハードルが高くなります。
気軽に引越しをする!と言うのはなかなか難しいですね。

 
また、支払いが困難になったらどうしよう!と言うご心配もよく耳にします。
購入時にしっかりと返済計画を見越しで購入する事が大切ですね。
 

とは言え、経済状況の変化で返済が困難になることも考えられます。
その場合には、売却をしていただく必要が出てきます。

 
売却益で残債を完済することができない場合は、任意売却と言う形での売却になります。


このようなデメリットはよく挙げられる内容ですが、対処方法がない訳ではないですし、売却をしてしまえば賃貸と変わらずにお引越しはできますので、実害と言うよりもどちらかと言うと精神的な部分かなとは思います。

賃貸のメリット

●引越しが簡単
賃貸の場合、引越しが簡単という点がメリットとしてよく挙げられています。
私の知り合いでも必ず2年に1度お引越しをしている方もいます。

お引越しが気分転換になるようなので、その場合には賃貸の方が良いですよね!
ただ、そう言った方は持ち家か賃貸かで悩まないんですよね、、、


悩む方と言うのは、そこまでお引越しを定期的にする方ではないと思っています。

第一にお引越しは結構な費用負担が発生しますよね。
お部屋の契約だけでも平均で5ヶ月程度、それに引越し費用も合わせるとかなりの金額です。

家賃が10万円で契約に50万円、引越し費用が10万円~20万円と仮定すると家賃の6ヶ月分になってしまいます。

簡単に引越しができる!と言うのは個人的には謎ですね、、、
年収の1/6ですからね。
簡単ではない気もします。 



とは言え、いつでも引越せると言うのは気をラクにはしてくれると思います!

賃貸のデメリット

●生涯にわたって支払いが必要
バリバリ働けているうちは良いですが、怪我をして入院をしたり職場復帰ができなかったり、、、

退職後も年金で家賃を支払う。


 
家賃が安い場所に引越すにも保証人の問題もあります。

 
また、ご主人に万が一のことがあった場合に奥さんは生活費だけでなく、家賃の為にも働く必要が出てきてしまいます。

支払いが生涯に渡って続くのは大きなデメリットだと考えられます。 
 

ランニングコストから持ち家か賃貸かを考える!


持ち家と賃貸、どちらともランニングコストがかかってきます。

それぞれのランニングコストを理解した上での検討も必要です。
今回は住宅ローンを支払っている間の35年とその後に分けてご説明します。

持ち家のランニングコスト(35年間)

管理費・修繕積立金に関しては、予算からマイナスをしているので、その他をご説明します。

●固定資産税・都市計画税:12万円/年×35年=420万円
●修繕費用:15年に一度500万円=1,000万円
●火災保険・地震保険:5年加入で15万円×7回更新=105万円
合計:1,525万円


 
修繕費用は戸建てとマンションによって異なりますので、平均値で計算を行なっています。

持ち家の場合、35年間で住宅ローンの支払いとは別に約1,525万円のランニングコストがかかってきます。

賃貸の場合のランニングコスト(35年間)

●引越し費用:10年に1度(3回)×60万円=180万円
●更新料:2年に1度(※引越しがある為15回)×1ヶ月分(10万円)=150万円
●火災保険:1万円/年×35年=35万円
合計365万円

賃貸のメリットが簡単に引越しできる!と言う点であるのであれば、4年に1度するのかも知れませんが、平均値で考えるとあまり現実的でもなさそうなので、10年に1度と控えめに計算しています。

ただ、こうなると引越ししやすいと言うのがメリットと言えるかは謎ではありますが、、、


35年間のランニングコストで考えると持ち家の方が約1,160万円ほど費用がかかってきます。
35歳で家を購入した場合、完済年齢が70歳なので、これからいくつまでお元気にお住まいになるかがポイントになりそうですね!


日本人の男性平均寿命が81.64歳とのことですので、完済後も約11年間は賃料がなく生活ができる計算になります。

では、残りの11年間のコストはどうでしょうか?

持ち家の場合の残り11年間

●固定資産税・都市計画税:12万円×11年=132万円
●修繕費500万円×1回=500万円
●火災保険・地震保険:5年加入で15万円×3回更新=45万円
合計:677万円
35年+11年合計:1,525万円+677万円=2,202万円

賃貸の場合の残り11年間

●賃料10万円×12ヶ月×11年=1,320万円
●更新料2年に1度(5回)×1ヶ月分(10万円)=50万円
●火災保険火災保険:1万円/年×11年=11万円
合計:1,381万円
35年+11年合計:365万円+1,381万円=1,746万円


 
持ち家と賃貸のランニングコストの差額は456万円
ただ、持ち家の場合には売却できる資産がある点も理解が必要です。

持ち家と賃貸、結局どちらが良いの?


横浜市とその他のエリアでも違うでしょうし、一戸建てを買うのか?マンションを買うのか?でも異なってきますが、今回のケースの場合には購入した方が良いのではないでしょうか。



 
まず、年収360万円で家賃を払いながら老後資金の積立や保険への加入などは難しい部分もあると思います。

家賃と言う負債を住宅ローンと言う形で資産へ組み入れていく発想は大事かも知れません。
支払い後に不動産は残りますからね!
  


万が一の場合に、家賃がなくなると言うことは保険としても重要です。


 
支払いが厳しくなる可能性をご心配される方もいますが、そのときは家賃も同様です。

 
購入しても売却をすることはできます。
購入時に売却も視野に入れ、資産性も大事にお探しになられるのをオススメします!


そもそも購入したらずーっとそこに住む!と言う訳ではありません。
途中、ライフスタイルの変化に合わせて売却もできます!
 
そして売却をすることで利益を上げる可能性もあります。

 
不動産屋さんも買って売って利益を上げている訳ですから無理な話ではないんです。


 
結局は、お客様がご住宅になにを求めるのか?そこが一番重要です!  


 
 
「はうすブレイン」のスタンスとしては、お客様の目的・目標を達成する為に不動産を通じてお手伝いができればと考えています。
それが購入・売却、賃貸でもよいと思っています。



購入を検討されるご年齢、ご家族構成などによっても考え方は異なります。
 
 
現在の状況や将来的なご希望などをお伺いしながらお客様に合わせたお手伝いをさせていただきます。

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